【キッチン(5.腰壁 編)】LDKの顔となる腰壁は強度と素材にこだわる

間取りの都合上、どうしても避けられない構造物があります。我が家の場合はキッチンの「腰壁(こしかべ)」でした。

本当は作りたくなかった腰壁を、素材と寸法の工夫で「LDKのお気に入り」に昇華させた造作設計の裏側を解説します。

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目次

1. そもそも「腰壁」「造作」とは?

リフォーム用語に馴染みのない方のために、基本のおさらいです。

💡腰壁(こしかべ) キッチンのリビング側に立てる低い壁。手元やシンクのごちゃつきを隠す役割があります。

💡造作(ぞうさく) 既製品ではなく、大工さんが現場で木材を組んで作る「オーダーメイド」のこと。
※既製品ではないからこそ、好きにできるのですが、その分トラブルも多いとか。僕は長期間の維持を目的にしているので、+αのオプション(腰壁に収納やテーブルを付ける)を付けるのは避けました。

2. 本音:本当は腰壁なんて作りたくなかった

正直、遮るもののないフルオープンキッチンに憧れていたため、腰壁は不要でした。 しかし、希望の「L字型キッチン」は壁付け前提の製品が多く、背中を隠すための腰壁を大工さんに作ってもらうしかなかったのです。

消極的な理由で始まりましたが、結果的にセラールやキッチン本体の質感と完璧に調和し、LDK全体のグレードを引き上げてくれました。

3. 造作腰壁にかかった費用の全貌

まずはリアルな費用から。大工工事費に加え、こだわった材料費(施主支給含む)の内訳です。

項目金額備考
大工工事費省略キッチン本体の工事費用に含まれているため、切り出して算出が難しい
アイカ工業「バリューエッジカウンター」70,000円
側面材料費(エコカラット)
ECP‐630/GRQ3
78,000円玄関用の余りを転用(施主支給)
その他材料(接着剤・見切り材など)17,600円エコカラットの貼り付け工賃など
合 計165,600円

4. LDKの顔を決める「素材」のこだわり

腰壁はリビングに入って最初に目につくため、素材選びにこだわりました。

側面:エコカラットプラス(ダークグレー)
節約のために普通の壁紙にする予定でしたが、玄関に貼るエコカラットの余りを転用。空間に統一感も出て、重厚感が一気に増しました。

※エコカラット(ECOCARAT)は、LIXILが開発した、粘土や鉱物などの天然素材を原料とする高機能な室内壁材です。湿気やニオイを吸着・放出する「調湿・消臭機能」に加え、有害物質の低減効果があり、さらにデザイン性が高くインテリアのアクセントとして人気の「インテリアタイル」や「機能性内装材」です。

天板(笠木):アイカ工業「バリューエッジカウンター」
業者は手配が楽な安価な木目板を勧めてきましたが、水跳ねや傷みが怖かったため却下。LDKの顔なので、高耐久なメラミン化粧板のアイカ工業製品を指名しました。

アイカ工業株式会社
Rスタイルカウンター バリューエッジカウンター | アイカ工業株式会社 アイカ工業のRスタイルカウンター バリューエッジカウンターです。アイカ工業の商品情報です。接着剤、補修・補強材、機能材料等の化成品から、塗り壁、メラミン化粧板、...

5. 空間を広く見せる「サイズ」の緻密な計算

造作だからこそ、寸法はミリ単位で指定しました。

・横幅 L字キッチンとぴったり揃え、無駄な出っ張りをなくしました。

・高さ(キッチンの天板から+9cm) 一般的には15〜20cm上げて手元を隠しますが、ひらけた空間にしたくて水栓の根元が隠れるギリギリの低さに設定しました。

・厚み(20cm) バーカウンターのように分厚くしたかったものの、床下まで迫る既存の床暖房パネルが干渉し、20cmが限界でした。

6. QOLを爆上げする神アイテム:側部コンセント

側面に絶対仕込みたかったのが「2口コンセント」です。 プレートにはパナソニックの極小デザイン「Sプレート(マットグレー)」を採用し、エコカラットに溶け込ませました。

ダイニングでのIH鍋やスマホ充電時に、壁から延長コードを引っ張る必要がなくなります。日々のストレスを無くす、費用対効果が最も高かったカスタマイズです。

キッチン以外も、コンセントについてはこちらの記事も是非

【電源(スイッチ・コンセント)編】(主要シリーズの価格帯つき)タコ足撲滅のコンセント増設と、アドバンスシリーズがフィットした訳

7. まとめ

妥協から始まった腰壁ですが、素材と寸法にこだわったことで一番のお気に入りになりました。

間取りの制約で腰壁を作る方も、アイカ工業のカウンターやエコカラットの転用、側部コンセントの設置をぜひ検討してみてください。ネガティブな制約が、デザインの要に変わるはずです。

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※おまけ
リフォームで組み立て中の腰壁の中身

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